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2017年11月04日

皆様こんにちは。日々いかがお過ごしでしょうか?

こちらは4年目となる収穫を終えて北海道に醸造の研修に来ています。久しぶりのお休みを頂き、外は寒くなりましたが部屋の中に暖かい日差しが差し込む中、慌ただしく過ごした10月を振り返っています。

今日は11月3日。日本国憲法の公布がされた日であり、自由と平和を愛し、平和への意思を基盤とする文化を、発展・拡大させようという事で「文化の日」として祝日となったようです。先人達のその想いにあやかって、今年のvin-shu2017の予約販売日とさせて頂こうと思っています。

今年のヴィンテージは2種類のワインを造る事になりました。今までのvin-shuに加えて、瓶内発酵のペティアンタイプも仕込み中です。こちらは春頃までにはリリースできればと思っています。冬を越えて、春の暖かい日差しの中、桜の木の下で飲んでもらいたい可愛らしいワインになりそうで楽しみです。vin-shuに関しては個人的にもう少し休ませてあげてから、ビン詰め、リリースをしたいところなのですが、委託費や引き取りの事情もあり、ひとまず300本を新酒として予約販売致します。 準備が整い次第、発送させて頂く予定です。

●購入は以下ショップページよりお手続き下さいますようお願い申し上げます。

http://botanicalife.buyshop.jp/items/8816468

皆様の御注文を楽しみにお待ちしております。

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福永 淳平・枝美

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〜あとがき〜

平和への意思を基盤とする文化のひとつとして、日本におけるワインの文化というものをを考えた時に、それはとても重要な役割があるのではないかと考えています。

日本のワイン造りの歴史を遡っていくと、日本神話の中でも葡萄は存在していましたが、ワインとしてはキリスト教の伝来と共に日本にやってきました。やがて明治時代になると開国とともに近代化が進み、その中で殖産興業の一環としてワイン造りが奨励され、山梨を始めとして日本各地でワイン造りへの挑戦が始まったのでした。

(同時期に加西市のすぐ近く、加古郡稲美町という所でも播州葡萄園という国営のワイナリーが1880年に開設され、その当時から5万本のヨーロッパ品種が垣根で栽培されていましたが、世界各地の葡萄畑を襲ったフィロキセラという虫の被害を受け、閉園へと追い込まれました。また加西市で食用葡萄として古くから特産になっているマスカット・ベリーAは造り手や飲み手には賛否両論ありますが、明治に日本の気候風土に適したワイン用品種として育種された品種です。)

その後、政府がワイン造りを推奨した理由の1つに、ワイン醸造中に出る酒石酸が潜水艦を探知するレーダーの材料になるという事で、日本各地のワイン醸造所は軍に管理され、軍事目的で大量にワインが生産されたという事実があります。

戦争のためのワイン造り。。。自分でぶどうの栽培を始めてワイン造りを志した時に、その事を始めて知った時は大きなショックでした。 何のためにワインを造るのか。憲法が改正され、また戦争ができる国になろうとしている今この時代に、この場所でワインを造る意味というのは自分にとってとても大きな命題です。

僕たちは失ったものを取り戻せる最後の世代だと思います。同じ過ちは繰り返させない。平和のために種を蒔き、木を植え、自然を敬う。原子力も戦争もない世界。自分に出来る事はとってもちっぽけだけどやる意味があると思っています。日本のワインが良き文化となり、様々な人を繋ぎ、様々な分野を繋ぎ、自然を繋ぎ、世界を繋ぎ、次の世代に繋ぐ。それがいずれ新しい社会や文明に発展・拡大していくそんなイメージを持っています。

毎日が慌ただしく過ぎて行くけど、今日は少し立ち止まって、来た道を振り返って、また先の事を考える日にしたいと思います。皆様にとってもどうか良き日でありますように。

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