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2017年06月07日

ご無沙汰しておりました。久しぶりの更新になります。

春の芽吹きから、1日1日を大切に毎日畑に通っているとあっという間に開花、6月になっていました。去年油断してしまい、たくさんのコガネムシに枝葉を食べられてしまった苦い経験から、今年は徹底的に畑を見回り、何とか良い状態でここまでこれています。ヨーロッパでは霜の壊滅的な被害や、長野では雹の被害があったり他人事ではないような造り手の痛みを感じます。自然の力の中、無事収穫を迎えられるように祈る事しかできません。今日から関西も梅雨入りという事で、雨や湿気に弱いぶどうたちからますます目が離せない時期になりました。

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栽培方法も試行錯誤しながら今年はいかにぶどうが自らの力で成長できるか、貯蔵栄養〜栄養成長〜生殖成長の生育ステージの中で人間が積極的に関わり、コントロールするのではなく、植物意識でのホルモン、エチレンやオーキシンなどの働きに寄り添ったお手伝いができるように意識したり。芽かきも最低限に、摘心、又芽やつる取りもせず、開花前に1つの新梢に1房にしていたのも今年は2~3房のままにしています。一般的な栽培方法とは真逆ですが感じたままやってみようと。

 

芽かきせず、枝葉が多い事での樹勢の落ち着きや、生殖成長までの光合成産物の生成を促し、房をたくさん生らす事で光合成産物の転流としての受け皿を増やす事と、梅雨時期の水分過多での顆粒肥大を制限し、ヴェレゾンの時期に一気に房を落とし小粒で糖度の高いエネルギーの凝縮したぶどうをイメージしながら。。。人間よりも植物達の方が自分達の役割を無意識に知っているはず、それを邪魔しないようぶどうたちに気付かれないようにひっそりと。。。正解か不正解かはどちらでも可。。。

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と1人自我と無我のせめぎ合いの中、畑で時間の流れ行くままに、意識や生命の生成と消滅をひたすら観察し続ける瞑想のような時間。2017のあれやこれやが味わいの中に感じ取れるようなワインが出来たら楽しいな。 

今年のワインを飲む頃には日本はどうなっているだろうか。日々の暮らしは小さな喜びや平和があちらこちらにあるけど、ふとした時に入り込んで来るこの国の狂気。共謀罪の法案が通れば本当にヤバイ時代が来るし、もう実際になっている。スワイプするだけで無限のように情報が流れてきて、その情報の消費だけでいっぱいっぱい。美味しいワインを飲んだり料理を食べたりは至福の時間。だけどその裏側では着々と権力者の都合であらゆる事が、僕達の未来が勝手に決められていく。それに気付いているはずなのにズルズルと日々の暮らし、消費で忘れ流されていく。

無力、とは思わない。自分の生を全うするために出来る事をやるのみ。ぶどうを育ててワインを造る事でしか表現できないけど、それも1つのアートであるし、美味しさのその先にあるものまで伝える事ができたら今この日本でワインを造る事の意味を見いだせるかもしれない。グラス一杯のワインで世界を変えられるだろうか。

何だか色々と溢れてきてまとまらなくなってきたのでこの辺りで。

40年前の先人達の希望をいまここに。

 

部族宣言

ぼくらは宣言しよう。この国家社会という殻の内にぼくらは、いま一つの、国家とは全く異なった相を支えとした社会を形作りつつある、と。統治する、或いは統治されるいかなる個人も機関もない、いや「統治」という言葉すら何の用もなさない社会、土から生まれ、土の上に何を建てるわけでもなく、ただ土と共に在り、土に帰ってゆく社会、魂の呼吸そのものである愛と自由と知恵による一人一人の結びつきが支えている社会を、ぼくらは部族社会と呼ぶ。 アメリカ、ヨーロッパ、日本、その他の国々の若い世代の参加によって、何百万人という若い世代の参加によって、静かにあくまでも静かに、しかし確実に多くの部族社会が形作られつつある。都会に或いは山の中に農村に海辺に島に。やがて、少なくともここ数十年内に、全世界にわたる部族連合も結成され、ぼくらは国家の消え去るべき運命を見守るだろう。ぼくらは今一つの道、人類が死に至るべき道ではなく、生き残るべき道を作りつつあるのだ。

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